【2020年度 院生成果】1年生 小林 英恵
公立小学校の先生をいったんやめて、デジタルハリウッド大学大学院で修行中の小林英恵です。
プログラミング(Python、Scratch、HTML)や、
クリエイティブ(Photoshop、Illustrator、Unity)など
テクノロジーを広範囲に、遊びながら学んでいます。
最近はVTuberデビューもしました!
趣味は、和菓子と、キックボクシング!
“オンライン小学校をつくる”という夢に向かって、
オンライン学習の実践・研究を行なっています。
2020年度の活動をご報告します!
オンラインで全国の小学生〜大学生が共に学び合う「ワンラインスクール」を創立
コロナ禍により、2020年3月2日から戦後初の全国一斉休校となりました。
“オンライン小学校をつくりたい自分に、今できること” をしたい、
その一心で、3月3日に「ワンラインスクール」を立ち上げました。
集まってくれた子どもたちと一緒にトライアルアンドエラーを繰り返し、よりよいものに。
生活リズムを整えるために、なるべく学校と同じような時間割を作り、
毎日午前9時〜午後4時、オンラインクラスに集まりました。
勉強したり、ゲームをしたり、お話ししたり。
その日にする活動は、朝の会で子どもたちが話し合って決めました。
会話の中から出てきた、世界旅行、アート、震災、ジェンダー、体操、などのキーワードが
探究活動に結びつくように、大学生がファシリテーションしました。
また、小学生が得意分野を活かして高校生向けに授業をすることも!
オンラインだからこそ実現した、年齢を超えて、地域を超えて、
共に笑い、学び合う場。
今までの参加者は、小学生18人、高校生5人、大学生14人。
日本全国、アメリカやシンガポールからも!
<オンラインでつながる、みんなで1つの学校>となりました。
学校が再開した今も、平日の放課後や休日に集まって活動しています。
<ワンラインスクール ホームページ>
http://www.onelineschool.net
オンライン授業で「アバター」が熱い!?大学生のニーズを調査研究
“オンライン小学校をつくる” ことが夢だった私にとって、
コロナ禍でオンライン授業がスタンダードになった今こそ、
オンライン授業の実践を記録に残すことがミッションです。
都内私立大学で、アバターを使ってオンライン授業をしているT先生にご協力をお願いして、
受講した大学生たちにアンケート調査を行いました。
オンラインなら、自分に合ったコミュニケーション手段を選択できること、
それを多くの学生が求めていることが明らかになりました。
中でも、「アバター」の教育的活用は、多くの可能性が見えてきました。
詳しくはぜひ『DHU JOURNAL Vol.7 2020』に掲載された、
研究ノート「オンライン授業におけるアバターを活用した個別最適化」をご覧ください。
<研究ノート ダウンロード>
https://msl.dhw.ac.jp/wp-content/uploads/2020/11/DHUJOURNAL2020_P078.pdf
コロナ禍で失われたキャンパスライフを取り戻す! 「バーチャルキャンパス」オープン
デジタルハリウッド大学大学院も例外でなく、
コロナ禍で全授業がオンライン化。
オンライン授業のおかげで、学びは止まりませんでした。
でも、何かが物足りない・・・
大学院1年目が半分終わろうとする2020年夏の終わり、
「仲間がほしい!さみしい!」という一心で、
Remoを活用した「バーチャルキャンパス」を立ち上げました。
授業がある月曜〜土曜、デジハリ生なら誰でも自由に出入りできる場に。
「授業中テーブル」「議論テーブル」「おしゃべりテーブル」「黙々作業テーブル」など、
やりたいことによって、座るテーブルを選べます。
同じテーブルの中で、ビデオ通話ができます。
授業の課題にみんなで協力して取り組んだり、
プログラミング勉強会が開かれたり、
一人で黙々作業しながらもみんながいる雰囲気を感じたり、
ハロウィン仮想仮装パーティが盛り上がったり。
キャンパスで何気なく顔を合わせるような、ゆるりとしたみんなの居場所がバーチャルで実現しました。
今までに300人以上が参加。運営メンバーも10人に。
今後は、来年度入学してくる1年生のために、
履修登録作戦会、懇親会を企画中です!